野沢工務店

こちらのご家族が手に入れたのは、三角形に近い形の変形地。土地を有効利用するために3階建ての家をプランニング。1階にはリビングと水回り関係を集め、家事動線に配慮。2階は主寝室、3階は子ども部屋とした。 玄関とは別に、玄関の向かいにキッチンやパントリーへと続く勝手口を設けた。まとめ買いをして帰宅しても、こちらの勝手口に荷物を置けば手間が省ける。また、リビングには、仕事を家に持ち帰ることが多い夫妻のために、長いカウンターテーブルを用意した。 変形地であるがゆえに、家を建てる部分以外に生まれる余白。このスペースは、アウトドアが大好きなご主人のために、大開口できる大きな窓でリビングと外とを繋ぎ、セカンドリビングとして活用できるウッドデッキスペースに。シンクとベンチを設置できるよう計画。家族や仲間とBBQやお茶を楽しむのに、ぴったりのスペースとなった。 また、外壁はブラックのガルバリウム鋼板を採用。３階建ての場合、間延びした外観デザインになりがちだが、野沢工務店では空調の効率アップと室内が広く見える視覚効果を利用するため、天井高を少し低めに設定している。このことで、スマートな外観が実現した。1階の一部にブラックの鎧張り（よろいばり）でデザインを施し、また、窓には木製の庇（ひさし）や布団干しかけをアクセント的に設置。変形地の空いたスペースの植栽がブラックの外観に彩りを添えている。通りを散歩する人にも楽しんでもらえるようなデザインの家が完成した。